本文へ移動

プログまもる会日記 

プログ

RSS(別ウィンドウで開きます) 

ケアプラン研修レポート

2010-11-13

先日、施設におけるケアプランについて、他の職員が外部研修に参加した。以下そのレポート一部紹介。


<研修の内容>

・自立支援の意味

・介護支援専門員の役割

・ニーズの理解

・生活への意欲を導き出すアセスメント

<参加者の感想>

「研修を通じて、利用者のケアプランの作成にあたっては、問題点ばかりに目をむけるのではなく、利用者本人が、その人らしく生きるためにはどうすればよいか?私達職員にできることは何か?を考えることが大事だということを学びました。そのためにも、まず私達職員が利用者のことを十分に知ることから始めなければなりません。一律に安全や日常生活動作維持を目指すものではなく、一人ひとりの意欲を導き出すケアプラン作成に努めたいと思います」

                             以上

 

参加者のレポートの中にも触れられていたことだが、プランには課題抽出が必要だが、生活上の困りごとを問題視すると、その課題を,願いそして意欲に転換することはとても難しいことである。ある原因で利用者に生じている状態は、多くは意欲を低下させる内容なゆえ、利用者を「どうせ無理、できない」「あきらめている」という気持にさせることになり、なかなかプラスの目標には転じにくい。「○○できずに困っている」を「○○できるようになりたい」という意欲を引き出すには、介護支援専門員の高度な対人援助技術や信頼関係が必要なのだろう。私の作っているプランは研修の内容にほどとおいが、このままではいけない。これまで創意工夫を怠っていたと自己反省中である。
もっと利用者・家族とのかかわりをふやさないと・・・。






涙のわけ

2010-10-18
今日はある利用者さんで認知症の症状が少しずつ増えてきた方の介護保険の訪問調査があり、私もご家族と立ち会いをした。これは要介護認定の更新の一環で、必ず1年または2年に一度行われ、施設に入所している人は自宅ではなく、施設の中で本人と面談して調査が行われる。居室にて訪問調査員が決められた項目を順番に質問していき、高齢者本人や立会者から介護の状態を確認していく。この調査の結果が、介護認定の材料になるのである。
 さて、調査を進める中で、調査員に本人は「家に帰りたい。家には父と母がいるから」と話す。「自宅では子供さんは一緒には暮らしていませんか?」との調査員の問いに、本人は「子供は一緒にはいない」と答えた。本人がいう家とは施設に入所する前に娘家族と同居していた自宅のことではなく、嫁入り前の自分の里のこと。本人は98歳なのだが、まだ両親が健在と思ってのコメントのようだ。頭の中は子供時代なので、当然自分の子供なんて質問されても、ぴんとこないのである。
このやり取りのあと、家族の様子が変わったので、調査終了後に、本人のいないところで、ご家族(娘さん)に尋ねると、「子供と住んでいないと言われたのがショック、初めてこんなことを聞いた。あんなに家のことや仕事を家族のためにと頑張った母なのに・・・。認知症が次第に進んでいくのは仕方がないが、私達子供と住んでないというなんて・・・」と涙目であった。
認知症がすすみ、次第に最近の記憶がなり、子供時代の記憶が鮮明になることで、娘さんとご本人の親子の思い出も薄れていく、娘さんの気持を察すれば、寂しいの一言だろう。娘さんの目にはうっすら涙が浮かんでいた。
このような認知症の利用者が、子供時代に今現在生きていて、親や兄弟姉妹と暮らしているかのように話す事象は介護する日常で私たちは慣れてしまっているが、涙を浮かべるこのご家族に、共感できる気持をいつまでも持っていなくてはいけないと感じた。もっと気持に寄り添ってご家族とそのとき話ができればよかったなあとちょっと反省。





介護職員と医療行為 

2010-09-30
報道によると、管総理は医師や看護職員にしか認められていない痰の吸引など一部の医療行為について、介護職員もできるように法整備の早急な検討を厚労省に求め、厚労省は来年の国会に改正案の提出を検討しているという。
医療法では、医療行為は介護職員には認められていない。しかし今年の四月から介護職員による一部医療行為については、厚労省は一定の条件が整っている場合に限り、運用上では認めるようになり、その後さらに今でも審議されているところである。
痰の吸引やインシュリンの注射、胃ろうによる経管からの栄養注入などは一般の家族は医療機関の指導あればしてもよいのに、業界の専門職である介護福祉士等は医療法上、禁じられてできないことになっている。その法律の関係で、そのような医療的管理の高い高齢者が介護施設に入所する場合、医療行為を行う看護職員の体制がととのわないとの理由で、入所を断られるケースもあるらしい。とくに介護施設の多くは夜勤体制で看護師の配置がないところが多いのでそれが主な理由にもなるのだろう。一般の家庭では生活できたのに、なぜ介護を専門とする施設で生活できないのか?と要介護者とその家族には納得のいかない現象が生じているのである。また、多くの介護施設では医療行為を必要とする高齢者が多く現に生活しており、医療行為を必要とする要介護者を目の前に、生活や命を守るという使命と法の制約の狭間で現場の職員はいつもぎりぎりの判断や行為というところで困っているのも実態である。そのようなことから今見直しがはかられている。
今後の検討の中で、指導を受ければできるような軽微な医療行為、つまり医療機関の指導があれば在宅で家族が行っているような医療行為といわれるものは、もう医療法の医療行為とは別のものと考え、介護職員も施設の看護職員の助言指導のもと実施が可能となるように見直してほしい。それにともない当然あらたに介護職員には責任というものが加わることになる。一般の家族ができる援助行為なのに責任が重くなると言って歓迎できない介護職員もいるかもしれないだろうが、責任のない援助行為など介護現場には一つもないのである。そんなことは言ってられない。学んで成長しようではないか。
 今回の法律改正は、もちろん安全性の確保のため一定の条件の検討は必要であるが、あまり厳しい条件だと介護現場で運用する場合に実態に合わず、手間や時間ばかりかかり現場は硬直化してしまい、利用者のニーズを満たす目的が達成しにくくなる恐れもある。あくまで介護の現場の実態に合って、しかも利用者本位・生活の継続の視点で、明確に規定するように期待している。
 
 

当施設の敬老白書

2010-09-21
このシルバー連休を利用し、各施設では独自の敬老会が開催された。「年はとりたくない」と日頃言っている利用者さんも、いざ胸に花をつけて節目の年(米寿や卒寿など)を祝ってもらうため式典に出席すると、多少緊張の笑みで感慨深そう、まんざらでもない表情である。みんな長寿おめでとう。
青海山荘の利用者状況は、100歳以上が2名、99歳が2名で、全体を平均すると88歳、90歳以上は当たり前である。去年の今の時期と比較して、平均年齢は0.5歳増加している。自宅や他施設への退所者が少ないため、これまで毎年平均年齢については高くなる傾向である。(ちなみに10年前の平均は83.8歳であった。)
そのような中で、当然、法人内のどの施設も利用者の加齢に伴う身体的リスクが高まっている状況があり、利用者の医学的管理が課題となっている。病気になればもちろん治療しないといけないが、病院で治療を終えた後、施設に戻って、引き続き十分な医学的な管理できるのか、ケースによっては安定期の医療提供が可能である老健施設でも簡単ではない問題でもあるのに、夜間帯に看護職員の配置がされない有料老人ホームはなおさらだと思う。

さて、写真は敬老のお祝い膳である。彩りも味もばっちり。利用者のみんないつもより、たくさん食べました。厨房職員も当日は、いつもより早く出勤して準備したらしい。御苦労さまでした。


在宅介護者の精神的負担への支援のあり方

2010-09-15

先日、テレビで在宅で介護する家族の精神的負担とその支援をテーマとした番組をみた。介護保険のスタートから10年がたって、介護の質への関心が高り、高齢者へのサービスが整備されていく一方で、介護者=介護をする家族への支援は、「介護殺人」や「介護心中」という悲しいニュースが無くならない現実からも、まだまだ不十分と言わざるを得ない。番組はどんなことに精神的負担を感じているのか?支援はどうあればよいのか?を事例をもとに紹介していた。
介護保険制度は、高齢者がサービスを利用することで、家族介護者の介護する時間が削られて精神的負担の軽減を図ることがあるが、家族介護者を直接支援する具体的なメニューは、ほとんどないのが現実だ。そのような中で、介護する家族の支援のあり方を考えてみると、介護する日常の中に、近隣住民や専門家の見守りが、何の垣根もなく自然体に存在するつながり(絆)の存在が基本に必要であると思う。「何かあれば受けつけます」のお高い姿勢ではニーズを察知するアンテナは張られることはなく、結局、介護自殺や老人虐待、介護うつは無くならないと思う。話を聴いてあげる隣近所の人、町内会、老人会、民生委員などの地域住民と専門相談可能なの医療福祉等の関係機関のそれぞれの力はもちろん必要だが、そのまま今の無縁社会にその能力を求めるのも、すでに無理かなと思う。だから、それには地域資源をコーディネートする専門家の存在とその制度的な位置づけが絶対に必要であり、まずそのコーディネーターの育成が課題のひとつではないかと考えたりする。


社会福祉法人
まもる会
福岡県築上郡築上町大字湊1275
代表
TEL.0930-57-1110
FAX.0930-57-1120
──────────────

7
1
8
5
9
1
TOPへ戻る