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プログまもる会日記 

プログ

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オレンジプラン

2013-02-08
 まだ、聴きなれないタイトルかもしれない。オレンジプランとは平成25年度から厚生労働省がスタートさせる「認知症施策推進5か年計画」のことである。現在305万人の認知症高齢者も5年後には373万人に増加すると推計されている中、オレンジプランでは「認知症=介護は施設で」ではなく、「認知症でも住み慣れた地域でできるだけ暮らし続ける社会をつくる」という基本的な考えで作られている。そのためには総合的な取り組みが必要のようだ。中身を見ると以下の通り多岐にわたっている。
・認知症ケアパスの普及(調査、研究、状態に応じた適切なサービスの流れの作成普及等)
・早期診断、早期対応(医師の研修、認知症初期集中支援チームの設置等)
・地域での医療サービスの構築(退院支援計画の作成等)
・地域での介護サービスの構築(サービス事業所の増設等)
・地域での日常生活支援の強化(認知症地域支援員、認知症サポーター、市民後見人等)
・若年性認知症施策の強化(ハンドブックの作成等)
・医療介護を担う人材育成(認知症の研修の受講等)
以上が柱である。
ここで一番大切だと思うのは、「認知症への気づき」であると思う。周囲が認知症について、正しく理解していなかったため、重症化してからでないと発症に気がつかないケースが多いのを、私はこの仕事をしながら気づくことが多い。医療機関に相談をするにも「認知症かも」という気づきを本人や周囲の人が持たないと早期診断・対応に結び付かない。そのために啓発はとても重要だと思う。「もう年だから・・仕方がない」ではなく「認知症かも」と気づくこと最初が大切で「一に住民への認知症への理解・啓発活動!」と私は思うのである。



介護と医療との連携 研修レポート

2013-01-08
12/15 に福岡市にて外部研修受講のレポートを紹介します。
ケアプランサービス事業所の介護支援専門員が出席したものです。
 
講演「医療と生活をつなぐ〜安心して過ごせる地域包括ケアを考えよう」
事例発表「介護支援専門員の立場から」「地域連携病院からの立場から」
 
「講演では、医療と高齢化の変遷、社会的入院の背景、在宅医療に関する国民のニーズなど、講演者自身が係る施設を例にもあげながら、現在の医療と在宅の連携の重要性について力強く話があった。介護支援専門員の日常業務の中でも医療との連携の重要性は分かっていても、どうしても医療機関とどのように接してよいのか、こちらからいろいろ問いかけても迷惑をかけないかと遠慮してしまうことをグループワークの中で話したが、病院側としては患者のことは病院内でのことしかわからず、把握している情報に限りがある状態であるし、在宅での様子、家族構成、経済状況、介護保険利用しているのであれば介護支援専門員からケアプラン、アセスメントやモニタリングなど提供していただけると大変助かるので、遠慮せずに声をかけてほしいと医療連携側は話していた。
最近では、国の方向性が示す「地域ケア」「医療と介護の連携」をテーマとした講演を聴く機会が増えてきている。今回、病院、訪問看護、ケアマネージャーのそれぞれの立場からの意見を聴く機会が得られ大変良い研修となった。とくに社会的入院を減少させて、在宅で看とりを増やす方向性も見えていることから、これから私たち在宅介護を支える専門職としては医療との連携が益々増していくだろう。さらなる研鑚を積む必要を感じた研修であった。」

家族による介護力が低下しているからこそ、在宅医、訪問看護、介護サービス事業所、行政やボランティアの協力は重要で、コーディネート役の介護支援専門員の専門性の向上が期待されています。頑張れケアマネージャー!!


写真は施設からみえた元旦の日の出です。






「尊厳」って---母から

2012-11-25
昨年の今頃、このプログの中でも少しふれた私の母のことである。この間、介護保険要介護認定の新規申請を行った。
実は今、母は入院中で意思疎通もできない寝たきり状態である。最初はうつ病を疑っていたが、パーキンソン病とのことで入院加療をつづけていた。結局入院中に転倒してしまい頭部硬膜外血腫の除去手術を行った。そのときに鼻腔からの経管栄養にされたまま、現在もそこから濃厚流動食を流すことで命をつないでいる。脳挫傷もおっているせいか覚醒レベルは低く、たまに目をあけこちらをじっと見ている。その目を見ると「こんな生活が続くのなら、もう終りにしてほしい」と母が僕に願っているような気がして、その目線がとても痛く、するどく心に突き刺さるのである。
今の状況で生命を維持していることについて、僕の母は元気な頃の本人の話からも決してそのことを望んではいないと思うが、今となってはそのチューブを外すことは餓死させることに等しいわけで、法的には誰にも決められない。
鼻腔からの経管栄養をしたときは、術後は経口摂取できる可能性があることが前提であり、一時的に行うものとして珍しくはないが、意識レベルの低い状態が続き経過が思うように改善されないまま、結果的には経管栄養が生命維持に不可欠なものとなる場合もあるだろう。母の場合、仮に経口摂取ができない可能性もあると分かっていたとしても、経口摂取できる可能性もゼロでないと聴いていれば、僕は手術や一時的な経管栄養の同意はするだろう。母の鋭い視線を受ける僕は「仕方がないんだ」と気持ちを割り切るために自分に言い聞かせている。
ベッドの上の母を見ていると、こんな息子は情もないと批判されるかもしれないが、生命を維持していることが母のために良いことなのか疑問になって仕方がない。人生の最終章を、こういう姿で生きねばならないことは、本来の母親の気持ちに沿った生き方ではないことは十分頭ではわかっている。

 医療の進歩は、その人の命をつなぎとめ良い結果を生みだすプラスもあるが、本人本位で考えれば不幸や孤独をその後の人生で背負い込ませることにもなることを実体験・・・まさか自分の身にも起きるとは。
 これも介護関係の仕事をさせてもらっている私の試練かも。 「あんた、介護施設で仕事しよるけど、本人の気持をどれだけ分かってるの?」母からの最後の教えだろう。

 母のことを愛おしく愛おしく思えば思うほどつらくなる。  私たち職員のサービス理念「利用者・家族の心に寄り添うケア」に、この経験を生かしていきたい。





喀痰吸引等研修要綱届く

2012-11-21
介護福祉士が現在医療行為とされている喀痰吸引を実施できるようにと、社会福祉士・介護福祉士法が改正されたのを受けて、事業所勤務の介護職員を対象とした喀痰吸引研修の実施要項が明らかになった。カリキュラムは不特定多数の患者を対象とする研修で1.基本研修8日50時間、2.筆記試験1日1時間、3.基本演習3日18時間、4.実地研修20日というハードなもの。詳しくはコチラ↓
http://www.aso-consona.jp/kakutan/images/pdf/1-1.pdf
驚いたのは、そのカリキュラムのハードさでなく、受講定員である。県内福岡と北九州の会場にわかれ、たった合計200名ということであった。一部の特定の患者を対象する研修でも2会場でたった100名である。研修体制の整備計画上、また初年度であることからも、これは仕方がないかもしれない。とにかく、これらの研修が今後年間に何回実施される計画なのか不明だが、資格として喀痰吸引可能な介護職員を常時配置している介護施設が多くなるまでには、かなりの年数を要すことになりそうだ。必要性の高い重症心身障害児施設や身体障害者療護施設、特別養護老人ホームなどは研修を計画的に進める必要を感じる。
当法人でも老人保健施設においては、看護職員も夜間配置しており、早急な研修参加の必要はないのであるが、有料老人ホームについては看護職員は配置基準の2名となっており、多くがそうであるように看護職員は日中のみの配置となっている。今後終身的に入居生活を支えるにあたっては、喀痰吸引を夜勤の介護職員が行うことが求められる。ピースハウスについては、少しずつ整備していく必要を感じている。


写真は利用者の100歳のお祝いに隣町の豊前市長がお祝いに訪問してくれたときのもの。青海山荘は去年今年と、100歳のお祝いが5件ほど続いています。・・・スゴイ。


介護支援専門員資格更新研修受講中

2012-11-18
 介護保険法により、介護支援専門員の資格には5年の有効期限が設けられている。有効期間(5年)を更新するためには、専門研修を修了する必要が有り、私も現在、北九州会場で、その研修を受講中である。
 研修の主旨には「ケアマネジメントの中核的な役割を担う介護支援専門員の業務について利用者本位、自立支援、公正中立の理念を徹底し、その専門性の向上を図ることにより適切なケアマネジメントの実現を図る」とある。 何故、国は国家資格でもないこの資格に有効期限を設けて主導的に研修をさせるのか? まさに制度運用の中核的存在であるがゆえ、その質の向上が重要視されることの現れだと思うが、利用者の尊厳を守るための最前線の専門職であるがゆえに、その教育体制の整備は見直しがまたまだ必要な状況である。国の方も介護支援専門員の資質向上や資格制度研修のあり方については、次期改定時に検討予定とのことらしい。さて、現在の更新に必要な研修の内容はどうなっているのか? 福岡県のカリキュラムの概要を少し紹介します。(実施要領抜粋)
1日目)10:0012:00「講義:人権研修(高齢者の人権、差別の解消に向けて)」高齢者に対し、公平公正に支援を行う業務に従事する者としての人権意識を高める内容。
13:0016:00「講義:介護支援専門員の課題(地域包括ケアについて)介護保険制度、介護サービスをめぐる諸問題、介護支援専門員の基本姿勢、役割等について理解する内容
16:0018:00「講義:介護支援専門員特別講義(医療機能の分化・連携の現状)」ケアマネジメントと介護支援専門員をめぐるトピックな課題を学び、ケアマネジメントに対する理解・認識を深める内容
2日目)10:0013:00  14:0017:00「講義:施設介護支援事例研究」施設サービス計画のポイント、施設介護おける介護と計画の関連等全体的な流れを理解する。アセスメントの手法、各職種間との連携方法、チームアプローチによる計画の組み方を学ぶ内容
3日目) 10:0013:00  14:0017:00「施設介護支援演習」相互に意見交換しながら施設サービス計画作成ポイントを学ぶアドボカシー機能、チームアプローチによる安定したケア、身体拘束廃止、在宅復帰、地域連携について理解する内容
4日目)09:3012:30「サービス担当者会議 」模擬サービス担当者会議を行い、自己・相互評価を通じて効果的な会議の運営方法、チームケアの重要性を理解する内容
以上の内容となっている。
介護保険制度の存続に介護支援専門員への期待は大きいのはわかるのだが、今後の経済成長・年金収入の伸びに対して、給付費・保険料の伸びが大きくなる中で、この制度は持続発展していくのだろうか、また、財源論かと思う方もいるかもしれないが、人材不足も合わせ、やはりそんな不安の方が私は大きい。理念先行で絵に描いた餅となっているような気がしてならない。
 
 
 

社会福祉法人
まもる会
福岡県築上郡築上町大字湊1275
代表
TEL.0930-57-1110
FAX.0930-57-1120
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