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プログまもる会日記 

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社会保障国民会議の報告内容から(2)

2013-08-29
国民会議の最終報告書は、介護保険について応能負担の考えを基本として改革を進めるべきとしている。
報告書には特養や老健の入所について次のように盛り込まれている。
施設入所の場合には、世帯の課税状況や課税対象の所得を勘案して、利用者負担となる居住費や食費について補足給付により助成を受けることとなっている。その結果、保有する居住用資産や預貯金が保全されることとなる可能性があり、世代内の公平の確保の観点から、補足給付に当たっては資産も勘案すべきである。また、低所得と認定する所得や世帯のとらえ方について、遺族年金等の非課税年金や世帯分離された配偶者の所得等を勘案するよう、見直すべきである。
特別養護老人ホームや老人保健施設の介護保険施設は有料老人ホームやグループホームとは違い、補足給付という仕組みがある。たとえば世帯の全員の収入が一定額以下である場合、食事や居住に必要な自己負担分の費用について保険給付が一部されることで自己負担金が軽減されるといったものである。たとえば1日につき通常食事が1380円、居住費が個室で1640円かかるものが、世帯収入が266万円以下だと、それぞれ650円と1310円に、世帯収入が80万以下だとそれぞれ390円と490円の負担で済み、差額が保険から給付され、本人負担分が軽減されているのである。
実質的な経済力に応じた負担の公平性を求めて、対象者を絞ることで膨らんでいる介護保険費用の削減が見直しの目的と報告されている。たしかに、低所得かどうかは例に挙げたように課税所得だけで判断されるため、貯金を多く持ち、資産に余裕のある人まで軽減対象となってしまっている。応能負担の考えから言うと、おかしいとなるわけだ。
私も自宅や有料老人ホームに住んでいる人は食費や居住費はすべて自己負担していることを考えれば、不公平であり、お金のある人はそれ相応の負担というのは仕方がないと思うが、世帯(分離している家族世帯含)の資産をどうやって調べるのだろうか?判断の基準ができても、なかなか難しい問題だ。われわれ介護現場ではさらに手続きが増えるかもしれない。平成27年度改定時もまた忙しくなるだろうなあ。
 
 
 

社会保障国民会議の報告内容から

2013-08-03
社会保障国民会議の報告内容がまとまった。これからこの内容を軸に制度の見直しが検討されることになる。介護保険の分野では、財政の悪化のためか、高所得者の保険料負担の増加、要支援の軽度の認定の方へのサービスを介護保険から切り離すといった内容が並ぶ。H27年度から段階的に実施されることになるらしい。その中で、要支援認定者の介護保険からの切り離しについて思うことがある。
H18年度の改正から介護状態とならないようにまずは予防が大切だということで、「介護予防」のサービスが始まった。認定に「要支援」という軽度の介護度を設け、その対象者が各種介護保険サービスを利用することで、予防効果を期待したのであった。介護予防の取り組みに対する効果はそれなりにあったことは事実のようで、そのような評価リポートを見ることもある。
今回、国が6年前に介護保険で始めた介護予防という軽度の方への施策を財政が厳しいからと、市町村事業に移すことになる。私は、「なんて身勝手な」と思ってしまう。「介護保険でやってみて、介護予防は効果があることが立証されました。しかし、今後は認知症患者も増え、要介護者も増加します。介護保険の財政では賄えません。だから今度からは市町村で独自でこのサービスをするようにしてください」ということだろうか・・・。だったら最初から介護保険でしなかったらいいのに、当時からサービス利用者数が激増し、財政が苦しくなることはわかっていたではないか!本当に勝手すぎる。あまりにも読みが浅いと言わざるを得ない。また、高齢者だけでなく、サービス事業所もこの移行期には振り回されてしまうだろう。
各市町村事業となれば、その自治体の姿勢で、随分とこの移行変化へのスピードが違ってくるだろう。「aさんの町はデイサービスに行けるがbさんの町ではまだ整っていないため、デイに行けないで自宅にいることになる」なんてなければ良いが・・・・。
 

 
 
 

リビングウィルの必要性

2013-06-08
  
先日、近隣の救急病院の院長先生に御挨拶させていただいた際、お話を聴く機会があった。院長先生はリビングウィルの必要性とターミナルケアを希望する患者家族の退院後の受け入れ先の整備の必要性を救急医療の現場の立場で具体的にお話してくださった。
それで刺激を受けてか、本屋に立ち寄った時、平穏死や安楽死に関する書籍を探していたら、「大野竜三著『やすらかに死を迎えるためにしておくべきこと・・・リビングウィルのすすめ』PHP出版」を目にしたため、購入することにした。
リビングウィル=終末期の医療・ケアについての意志表明であれば、それをどのような形で表明すればいいのか?よくわからなかったが、たとえば次のような文面になるらしい。
お会いした院長先生もおっしゃっていたが、ある程度の高い年齢にいったら、このような準備をしておくことが何も特別なことでなく普通であるような世の中。社会全体でそのしくみ作りをも考えていく必要がきているのではないかと私も思う。


終末期の医療・ケアについての意思表明書
(リビング・ウィル)
私が、高齢となり意識を失うような状態におちいったり、あるいは、たとえ呼びかけには応じても 意識は朦朧としている状態になったり、あるいは、意識はあっても自分の意思を伝えることができない状態となり、自分で身の回りのことができなくなり、自分で飲むことも食べることもできなくなったときには、以下のようにしてください。
私が自分の力では水も飲めず、食べ物も食べられなくなったら、無理に飲ませたり、食べさせたり、点滴や栄養補給をしないでください。
ましてや、鼻管を入れたり、胃瘻を作ったりは、絶対しないでください。
私が自分の力で呼吸ができなくなっても、人工呼吸器をつけないでください。
万一、人工呼吸器がつけられている場合でも、一旦、電源を切っていただき、私の自発呼吸が戻らなかったら、人工呼吸器を取り外してください。
少々意識があっても、場所や日時をはっきり言うことができなければ、同じように扱ってください。
そうなったら、昇圧薬も輸血も人工透析も血漿交換などもやめてください。
私の苦しくみえる状態を緩和していただける治療をしてくださるなら、喜んでお受けします。
ただし、昇圧薬や脳圧低下薬などの延命のための治療はやめてください。
私の命を長らえるために努力をしてくださっている、お医者さん、看護師さんや医療・介護スタッフの方達には、心から感謝しています。努力してくださっている方達には、たいへん申し訳ありませんが、どうか、私の意思を尊重してください。
私はこの終末期の医療・ケアについての私の意思表明書を、意識も清明で、書いている内容を十分理解している状態で書いています。どうか、私の意思を尊重してください。
平成 年 月 日
 住所
       本人署名(自筆)          (   歳)〔印〕
       家族署名(自筆)          (   歳)
以上の意思表明書に変わりはないことを認めます。
平成  年   月 日 本人署名(自筆)               (   歳)〔印〕
平成  年   月 日 本人署名(自筆)               (   歳)〔印〕
平成  年  月 日 本人署名(自筆)               (   歳)〔印〕
平成  年  月 日 本人署名(自筆)               (   歳)〔印〕
平成  年  月 日 本人署名(自筆)               (   歳)〔印〕
 

老人保健施設での医療

2013-04-14
老人保健施設では日常的な医療は介護保険サービスに包括されているため、入所中の日常的な医療については、施設の医療関係職員が担当することになっている。
このような決まりから、介護保険施設である老人保健施設入所中は医療保険が使えないため、施設で服用している薬品代も、医療機関への受診費用も老人保健施設側が10割負担していることは、世間にはほとんど知らされていない。医師や看護師がいるにも関わらず、医療での給付を受けられない矛盾が存在しているのである。
入所者の傷病の状況からみて施設では必要な医療を行うのが困難となった場合には保険医療機関の医療を受けさせることになるわけだが、せめて施設内治療が困難となった場合に行う他科受診の費用くらいは医療保険を適用してほしいと、事業運営の責任者の一人として願う次第である。
入所中の日常的な医療は施設サービス費に含まれているから当然と思われても仕方がないかもしれないが、入所者の皆さんは重症化、重度化してきており、看護の手間も増加の一途である。専門医療を必要とするケースが入所時にはゼロで入所したとしても、だんだんと医療を必要としてくる。そのような人たちは病院に入院すればいいかもしれないが、受け入れ先の調整もなかなかスムーズにいかないのが現実だ。
 前回の改定では医療ニーズに適切に対応するため、老人保健施設でできる医療を拡大する方向が感じられた。しかし、事業所個々の特徴もあるのだから、それだけでは医療ニーズの高い入所者への課題は解決できない施設もあるというのが現場の声である。 



 

3.11から学ぶもの

2013-03-15
震災から2年が経ちました。
新聞やテレビは特集で、今の被災地の姿を伝えています。
先日、息子と「遺体〜明日への10日間」という映画を観に行きました。ルポルタージュが原作であり、劇化された映画というより、冷静に事実にもとづいたドキュメントドラマでした。遺体安置所に運ばれる泥だらけの遺体、まるで地獄絵図のような遺体安置所での出来事に驚き、そして犠牲になった人の尊厳を守りながら、家族に再会させるため、自らも被災者でありながら、ぎりぎりの精神状態の中、懸命に役割を果たそうとする人々の姿勢に感動しながら、アッという間にエンディングとなってしまいました。
「死へ直面して改めて人は生について気づかされる。死生観のみならず人生観にも影響を与えた震災、災害はいつどこで起きるかわからない。遠く九州に住む私たちも残された者として1日1日を大切にして生きていかないと・・・・。」そんなことを考えました。
亡くなられた方々に心より哀悼の意を表し、お悔み申し上げます。





社会福祉法人
まもる会
福岡県築上郡築上町大字湊1275
代表
TEL.0930-57-1110
FAX.0930-57-1120
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